大分遅くなりましたが、皆様明けましておめでとうございます。
さて、2021年の箱根駅伝は最終10区で駒澤大学がトップの創価大学を逆転し、13年ぶりの総合優勝となりました。
私が応援している東洋大学も3位になり、松山選手や宮下選手がいて、さらに石田選手という有望な高校生も4月から加入するので来シーズンも楽しみです。
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優勝候補だった青学は4位
今年の箱根駅伝で優勝候補と言われていた青学は去年の箱根駅伝で2区1年生区間最高タイムをマークした岸本選手、主将の神林選手など主力選手が故障で走れず、4位となりました。
ただ、復路は優勝したので来年はまた優勝候補だと思われます。
原監督と神林選手
さて、その神林選手ですが、2020年12月28日に疲労骨折が判明したとのことです。
青学大・原監督 棄権覚悟で「神林を使いたい」…思いを変えさせた神林自身の言葉
原監督は神林選手が棄権してもいいから、神林選手を走らせたかったそうです。
原監督はチームミーティングでは「仮に品川の八ツ山橋で歩いて駄目になっても俺は神林を使いたい」と選手に打ち明けたという。神林がチームを背負い、まとめ、1年間務めてきたため「肉体的にも精神的にも彼のチームだった」という思いもあった。「仮に棄権してシードを逃しても彼を走らせたかった」とさえ考えていた。
それに対し神林選手は「後輩たちを走らせてください」と原監督に言い、原監督は思い直したそうです。
だが、神林が「僕がいなくても総合優勝するチームだから。後輩たちを走らせてください」と原監督に申し出たという。「私個人のエゴでチームを沈没させるわけにはいかない」と思い直し、チーム全員で主将の穴を埋めることを確認した。
ネットの意見は好意的
この原監督と神林選手のエピソードに対し、ネットの意見は好意的です。
というか批判的な意見は見たことがありません。
チームが棄権になっても神林を使いたいと監督に思わせるほど、見事なキャプテンだったと言う事ですね
選手の想いを大切にする監督さんだからこそ選手からの信頼が厚いのだと思う
選手監督間の風通し良いチームですね。強い訳だ
やっぱり神林選手のチームだったんですね。素晴らしいチームを作ってくれてありがとう。そして感動の往路も、ありがとう!
監督の熱い思いとその思いを受け止め頑張る学生!本当に双方素晴らしいです。
他の選手の気持ちは?
この話を聞いて、原監督の選手を思う気持ちと、最後の箱根駅伝を走らない悔しさは当然あったと思いますがチームを優先して出場を辞退した神林選手の行動は素晴らしいと思いますし、原監督は選手のことを真剣に考えていて、神林選手も競技に真剣に取り組み、なおかつチームのために行動してきたんだなと思いました。
ただ、原監督の「仮に棄権してシードを逃しても〜」はちょっと違和感を覚えました。
もし仮に神林選手が走って途中棄権した場合、当然ながら翌年の箱根駅伝のシード権はなくなります。
すると、次シーズンの出雲駅伝は出場できなくなります。
さらに、箱根駅伝の予選会は10月中旬に行われますが、その後11月上旬には全日本大学駅伝が行われるので疲労が溜まって結果が出なかったり、怪我をするリスクもあります。
もちろん、このようなリスクを原監督は把握していてそれでも神林選手を走らせたいと思わせるほど神林選手の人格や人柄が素晴らしかったのだと思います。
ただ、大学を最後に競技を引退する選手は神林選手だけではないでしょうし、選手はみんな努力しています。
それなのに、「棄権してもいい」はちょっと違うのかなと思いました。
私が神林選手の後輩の立場でシードを逃したら、恐らくですが「なんで神林さん1人を優遇するんだ」と考えてしまうと思いました。
最後に
この考えはこれは私がひねくれていて人間が小さく、学生時代テニス部に所属していたものの真剣には打ち込まず、先輩後輩とも全然関係を築けていなかったからかもしれません。
原監督に「神林のチーム」と言わせるほど神林選手は素晴らしかったようなので、仮に神林選手が走って棄権していたとしても、後輩たちはみんな納得したのかもしれません。
何より、外野が終わったこと、しかも仮定の話にごちゃごちゃ言うべきではないと思います。
ただ、恐らく神林選手と同じように努力している後輩選手たちのことを考えると、「棄権してもいい」は違うんじゃないかなと思いました。
最後になりますが神林選手、10年間の選手生活お疲れ様でした。
底辺エンジニアの私が言うのはおこがましいですが、これからの人生も頑張ってください!